先輩からのメッセージ

今日も3000人以上の卒業生たちが
全国で動物に携わる仕事をしています。

卒業生たちが頑張ってくれているからこそ、本校は、全国の動物関連の各施設から厚い信頼を受けています。その信頼に応えていくことが、本校の責任でもあります。卒業生と学校の絆は強く、学生たちの就職活動にもとても役立っています。

香西 茉尋さん(伊豆シャボテン動物公園)

33期生<br />
千葉県私立市川南高等学校出身<br />
就職先 伊豆シャボテン動物公園 33期生
千葉県私立市川南高等学校出身
就職先 伊豆シャボテン動物公園

お客様も自分も楽しませられる飼育員になりたい

Q.現在の仕事に就くまでの経緯について教えてください!

幼い頃から自然や生き物が好きで、将来は動物に関わる仕事がしたいと夢を持っていた為、東京動物専門学校へ入学しました。

学校での2年間で多くの動物について学び、経験したことで、“動物園の飼育員”として、お客様に直接動物の魅力を伝えて、自分もお客様も楽しめる仕事がしたい、現在の仕事に就職しました。

Q.現在の仕事内容について教えてください!

働きはじめて1年目。まだ特定の担当動物はおらず、各般のパートとして回りながら様々な業務を覚えています。繁忙期にはボートの船長をやったりもしています。

担当動物がいないからこそ、毎日さまざまな動物を近くで観察することができます。動物に合った道具の選択や作業内容を学べる今の期間をとても大切にしています。その都度各班の作業内容や動物の個体を覚えるのが大変ですが、毎朝今日はどこの担当かな」とドキドキワクワクするのが楽しみの一つです。

その中でも自分がいちばん好きなワオキツネザルを間近で観察し、ふれあい、その魅力をお客様にボートで伝える時間はとても充実しているな、と感じています。

Q.東京動物専門学校について教えてください!

東京動物専門学校を卒業して良かったなと思うことは、動物園のような環境で実習ができたことです。

掃除一つにしても、ホースやブラシ、ホウキの使い方から始まり、また力仕事や獣舎作り、挨拶・返事、コミュニケーションなど、動物園の飼育員としての土台となる全てを徹底的に教えてもらいました。仲間との助け合いの大切さも行事や実習を通してとても実感しています。

Q.学んだことの中で活かされていることは?

職場では、学校で外作業をしていたおかげで体力がつき慣れていることや、工具・飼料の名前を言われても理解できること、調餌(エサづくり)に慣れていることがとても活かされています。

東京動物専門学校の入学を考えている人への一言メッセージ

学生の先生となる動物の種類がどこよりも多いからこそ、動物、水族、牧場、ペット全ての分野を座学と本格的な実習で毎日学び、学校祭等の行事でも全力で知識と力を活かして自分のやりたい道を見つけることができる場所だと思います。どこよりも命の誕生と終わりを間近で学ぶことができます!

今川 明日翔さん (鳥羽水族館)

24期生<br />
神奈川県立横浜緑園総合高等学校出身<br />
就職先 鳥羽水族館 24期生
神奈川県立横浜緑園総合高等学校出身
就職先 鳥羽水族館

動物園で働きたいと思って東京動物専門学校に入学しましたが、在学中に水族館で働きたいと思うようになりました。きっかけは、富里キャンパスでアシカアザラシの馴致を体験したこと。「会話ができなくても、教えられるんだ」と夢中になり、土日も富里に通うようになりました。水族館でアシカなどのショーがしたいという気持ちが強くなると、動物園のことは頭の中から消えました。

そして就活中に、学校に鳥羽水族館の募集情報が貼り出されました。行ったことがないところでしたが、調べてみると、アシカなどの種類、頭数が全国トップクラス。チャンスだし、ラッキーだと思いました。

なんとか無事に入社でき、現在は主にセイウチのパフォーマンス笑(ショー)を担当しています。夢を実現できていますが、もちろん楽しいことばかりではありません。入社から2年目頃に、つらい出来事がありました。元気に生まれたと思っていたセイウチの赤ちゃんが、わずか5日で容態が急変し、死んでしまったのです。
「命がある」という当たり前は、実は奇跡の連続なんだ、ありがたいことなんだと実感し、精神的な面で、動物との向き合い方が学生時代とはまったく変わりました。

坂口夏鈴さん(神崎農村公園ヨーデルの森)

32期<br />
神奈川県立相原高等学校出身<br />
就職先 神崎農村公園ヨーデルの森 32期
神奈川県立相原高等学校出身
就職先 神崎農村公園ヨーデルの森

「ステージに立ってみたい」この想いが始まり。

Q.現在の仕事に就くまでの経緯について教えてください!

就職場所は自分で希望した施設にいくことができました。東京動物専門学校に入学したときは馬のことが大好きで観光牧場に就職したいと思っており、学校では馬についてよく勉強させていただきました。
周りにいる同級生も各々好きな動物について熱心に勉強していました。そんな中、学校祭に向けて猛禽を飛ばす練習をしている同級生の姿を見て「自分も猛禽を飛ばしてみたい、ステージに立ってみたい」と思うようになりました。他にも熱心に好きな動物を語る同級生たちをみて高校から馬しか見てなかった自分は馬以外も飼育してみたいと思うようになりました。
猛禽でパフォーマンスができて、馬も馬以外も飼育したいという欲張りな希望を持つ自分にピッタリだったのがヨーデルの森でした。今は馬とは関われていないですが、遠くない日に馬のポジションにも入ってもらうよと言っていただけたのでヨーデルの森を選んで本当に良かったです。

Q.現在の仕事内容について教えてください!

現在担当している動物は、猛禽類、オウム、インコ、カンガルー、アルパカ、ヤギ、ラマです。これらの動物の獣舎清掃や給餌(治療個体がいる場合は投薬なども行っています。)他にもバードショーのアシスタントや鳥のフライト練習、現在はドックショーのMC練習も行っています。

今はまだ仕事に就いて1年目(約7か月)です。
ヨーデルの森に就職できると知ったとき、飼育員になりたいという夢が叶ったことがとてもうれしかったです。ヨーデルの森ではアニマルパフォーマンスも行っていて「自分もあのステージに立てる日が来るかもしれない。」そう思うとワクワクが止まらなかったです。勿論初めての一人暮らし等不安も少しありましたが、楽しみといったプラスの気持ちが強かったです。

Q.現在、担当している動物とのエピソードを教えてください。

担当の動物の中にハリスホークがいるのですが、彼らは非常に頭がよく飼育員の顔を見分けることができます。入社してすぐは獣舎に入る際に必ずとびかかられたり、フライト練習やバードパフォーマンス中に私が呼ぶと必ず近くの木に止まって夕方まで帰ってこなかったりとハリスホークにいじめられていました。私の据え方や飛ばし方が気にくわなかったようです。ハリスホークに関わらず少しでも据え方が悪かったり押し出しが弱かったりすると飛んでくれない猛禽も多く、猛禽を飛ばす事が一番苦労しました。今でもうまくいかずよくご指摘をいただきます。それでも毎日少しでも据える練習や飛ばす練習を行い、今では呼んだらしっかり帰ってきてくれるようになりました。帰ってくるようになるまで4か月ほど時間がかかり嬉しかったのはもちろん安堵感も強かったです。
他にもドックショーの練習をお客様の前で何回かやっているのですが数をこなすにつれて先輩からのアドバイスが具体的になってきたり、お客様の反応も良いものになってきたり段々できるようになってきたなと実感しています。
このように飼育員としてできることが増え、自分の成長を感じたときにやってよかったと思えます。

Q.東京動物専門学校について教えてください!

東京動物専門学校はとにかく忙しい学校でした。1年は終わらない課題、2年は学校祭の準備、学校祭が終わったと思ったら1か月の研修、研修から帰ってきたら就職活動などなど、とにかくやることが多かったです。東京動物専門学校の忙しさや辛さに負けずに卒業出来たら怖いものなどなくなります。就職してから、大変なことも多くありますが、余裕で乗り越えられると思っています。精神的な面が鍛えられ、卒業してよかったと思いました。
また、学校祭やイベントの手伝いなどで実際にお客様と動物についてお話する機会が多くありました。今の職場で担当動物以外のことをお客様に聞かれても堂々とお話しできることが多いです。ドックショーの練習で多くのお客様に囲まれても動揺することなく話せています東京動物専門学校での実践的な経験が活きているなと接客していると感じます。
私はあまり真面目に授業を受けている方では無かったので、居眠りせずにしっかり授業を受けていれば話せることがもっと多かったのにと後悔もしています。

東京動物専門学校の入学を考えている人への一言メッセージ

沢山の動物や動物関係で働く卒業生がいる東京動物専門学校では将来の視野を広げることができます。多くの経験を積ませていただけるので、どの動物を飼育したいのか、どんな風に働きたいのか、経験していくうちに見えてくると思います。
実際やってみるとなんか違うなと思うこともあると思います。社会に出る前に東京動物専門学校で本当にやりたいことを見つけてみてください

青芝 祐子さん (乗馬クラブ クレイン東京)

7期生<br />
都立東大和高等学校出身<br />
就職先 乗馬クラブ クレイン東京<br />
7期生
都立東大和高等学校出身
就職先 乗馬クラブ クレイン東京

多くの人たちに乗馬の楽しさを知ってほしい。

それによって、たくさんの馬たちが長く幸せに暮らせる場所を増やしていきたい。それが私の願いであり、仕事です。

これまで馬に乗ったことのない方を対象とした体験乗馬レッスンを担当しています。お客様の年齢層は幅広く、小学生から70歳位の方まで。多い月は1ヶ月に約300人、1年間に約3000人のレッスンを行っています。
最初は怖がっていた方も、一度体験なさると、馬の賢さや優しさをわかっていただけます。また、馬にはそれぞれ個性があるのですが、付き合っていくうちに距離が近くなっていき、まるで大切な友達のような感覚になっていきます

学生時代は、動物に向き合うことが中心でしたが、今はどちらかというと人との関係のほうが大きいかもしれません。私とのレッスンがきっかけで乗馬を続けてくださったお客様から、「本当にありがとう。おかげでこんなに元気よ」と声をかけていただけると、とても嬉しくなります。

学校のことをお客様に話すと、学校にそんなに動物がいるの!?」とびっくりすると同時に、うらやましがられます。まずは、全国のどこにもないキャンパスライフを楽しんでください。

中島汐里さん (マザー牧場)

29期生<br />
神奈川県立茅ケ崎高等学校出身<br />
就職先 マザー牧場 29期生
神奈川県立茅ケ崎高等学校出身
就職先 マザー牧場

マザー牧場では現在、卒業生が15名、スタッフとして頑張っています。私は、主にマザーファームツアーのツアーガイドと羊の飼育、羊飼いを担当しています。

ガイドでは自分が日々飼育をしていて発見したことや、出来事などを交えた飼育員ならではのトークをするように心掛けています。家畜の可愛さを伝えるのはもちろん、私たちの生活に大きく関わっているということを、お客様の反応に合わせて話をするよう意識しています。私の担当エリアでは毎年3月頃に約50頭の仔羊が誕生します。出産ラッシュは、特に、母となる羊たちをよく観察し、生まれてきた仔羊がしっかり育っているか、注意深く観察をして管理をしています。

卒業してから4年ほど経ちましたが、今でも同級生とは連絡を取り合ったり、お互い仕事として再会を果たしたりもしました。東京動物専門学校での経験はもちろん、出会いや繋がりも私の中ではとても大きな宝物です。

峰田眞照さん(ノーザンファーム)

25期生<br />
北陸高等学校高等学校(福井県)出身<br />
就職先 ノーザンファーム 25期生
北陸高等学校高等学校(福井県)出身
就職先 ノーザンファーム

馬の能力を最大限に引き出すのが私の仕事!

Q.現在の仕事に就くまでの経緯について教えてください!

在学中、馬班として馬馴致をしていて、馬関係の仕事を探していました。そんな中、同期がノーザンファームを受験すると聞き、誘われたことがきっかけです。

Q.現在の仕事内容について教えてください!

競走馬の調教・育成です。北海道で初期調教を行い、翌年6月から始まる新馬戦を目指します。馬にとって、初めは調教後のシャワーすら恐怖そのもの。イヤリング部門(1歳馬)からのバトンを受け取り、鞍を載せ腹帯を締めることから、騎乗者の指示に従って坂路を駈け上がり、身体を洗われることまで、きちんと教えていきます。調教は午前中に行われ、1日平均3~4鞍を担当、1鞍あたり30~45分乗ります。

馬の成長段階や状態に合わせた調教メニューを丁寧に検討し、彼らの能力を最大限引き出すのが、調教スタッフの役割です。

現在は、馬の成長過程の中で1歳の秋頃~2歳の春頃までを主に担当しています。毎年次々と担当する馬が変わるので、まだ特別思い入れのある馬には出会えていませんが、いつかそんな馬に出会えたらと思っています。

Q.東京動物専門学校について教えてください!

実習施設にいるときは、ほぼほぼ馬馴致で厩舎にいたので、馬以外の獣舎に入るのが楽しみでした。また、あんなに色んな動物に近く接したのは初めてでした。中でもカンガルーの捕獲保定は衝撃をうけた記憶があります。

Q.学んだことの中で活かされていることは?

競走馬の仕事をしているので、馬の扱い方をある程度教わっていたことは入社してから役に立ちました。

東京動物専門学校の入学を考えている人への一言メッセージ

動物好きにはたまらない環境だと思います。動物関係で働くための知識を共に実状、裏側を知ることもできるので視野も広がると思います。イメージと違うことも多々あるし、大変だと思いますが楽しい学生生活になると思います。

小泉玲(ノーザンファーム)

13期生<br />
神奈川県立久里浜高等学校出身<br />
就職先 ノーザンファーム 13期生
神奈川県立久里浜高等学校出身
就職先 ノーザンファーム

無事にデビューを迎えるためにできることを!

Q.現在の仕事に就くまでの経緯について教えてください!

学生時代に憧れていた競走馬が引退後、繁殖牝馬として繋養されていたからです。

Q.現在の仕事内容について教えてください!

競走馬の繁殖や馴致を中心に行っています、具体的には、
・繁殖牝馬の出産前管理、出産、産後の翌年へ向けての受胎管理 等々
・産まれた当歳馬の育成・管理、初期馴致 等々
・若手の人材育成、指導
です。

個人的にエピソードや思い入れのある馬は多数いますが、最も多いのは、仔馬が幼少期に重い病気やケガをしてしまい、競走馬になるのを危ぶまれた仔馬を慎重に立て直し、その後、無事に競走馬としてデビューできた時は感動が大きいです。

また、産まれたときに管理していた仔馬たちが競走馬になり、その後ケガなどアクシデントもなく無事に引退して繁殖牝馬として牧場に帰ってくることも多いので、仔や孫の代まで見ることが出来るのはこの仕事の大きな魅力の一つだと感じています。

Q.東京動物専門学校について教えてください!

20年ほど前のことなので詳細については忘れてしまいましたが、学校祭の時に、来場者に楽しんでもらおうと引き馬コーナーを作ったことを覚えています。コーナーを作るにあたっては、関係各所に許可を得る必要がありました。特に、馬が普段いるところと学校祭が行われる場所が異なるので、輸送関係の書類が多かったことが記憶に残っています。大変でしたが、いい経験になりました。そういえば、その期間中は馬と一緒に泊まったりもしていました。

Q.学んだことの中で活かされていることは?

時間や期日を守ることでしょうか。当時はかなり厳しかったと思います。当時は2年生になると、休みの日(土曜日、日曜日)でも実習場に行くことが可能でした。(今も行けますよ!!!by学校職員)私はほぼ毎日通っていたと思います。授業やカリキュラムで教われないことなど、貴重な体験が多かったです。また、その時の自主性や積極性などは今の仕事にも活かされています。

東京動物専門学校の入学を考えている人への一言メッセージ

2年間or3年間が短いか長いかは分かりませんが、自身の夢や目標に確実に一歩近づける場所だと思います。また、動物が好きという人たちにも、多種の動物がいる本校は適性を図る上でも最適な環境だと思います。

あとは単純に学校自体が面白いですし、生徒はみんな動物好きの同士ですので楽しいですよ。