実習授業の紹介
就職先を視野に入れて、基本的な技術を身につける。
動物園や水族館の飼育係や牧場などの動物関連施設で活躍する人材を育成します。およそ230種の動物に接して飼育経験を積むことにより、どのような動物でも扱うことのできる動物飼育基礎技術者としての専門性を高めていきます。
動物基礎飼育管理者が担う4つの基本的な業務を、ローテーションを組んで実習
応用実習
実習施設にいるたくさんの動物たちと触れあいながら、状況に応じて判断できる力を養います。
保定
予防接種や検査の際には、動物たちが動かないようにしっかり押さえなければなりません。実際に動物にふれてコツをつかみます。ローピング
動物保定や、トラックの荷造り、ロープの結び方やつなぎ方を学びます。飼育現場で必要な技術です。羊の毛刈
羊の被毛を切る際は手際よく作業しなければ、人間も羊もケガをします。器具の扱い方や手順、保定方法の基礎を学びます。羊の断尾
羊にはもともと長い尻尾がありますが、フンや尿で不衛生になりがちなので子どものうちに尾を切断します。めん羊牧場や動物園などでも行う基礎作業です。分野別実習
将来就職を希望する施設によって、野生動物、水生哺乳動物、馬、観光牧場、酪農、愛玩動物の6つの飼育班に分かれ、より専門的な飼育技術を学びます。学生の希望に沿うように、班の構成は毎年変えています。
野生動物飼育班

水生哺乳動物飼育班

馬班

観光牧場班

酪農班

愛玩動物の飼育班

実践実習

将来の職場で実践できる技術を身につけます。捕獲・たまごの標本作り・手術の見学・糞便検査・内視鏡による雄雌判別法・麻酔用吹き矢の作成などを学びます。施設研修を終えた学生たちは、それぞれが1年半の学校生活の中で足りない技術や就職後に必要な知識を見直し、卒業に向け最後の履修を行います。